看護師は、職場や持っている資格の種類によって働き方は変わってくる。
将来どのように働きたいかを考え、その目標に向けて計画を立てて進んでいくことは、看護師としての自らの成長に繋がるだろう。
看護師のキャリアは、専門的な分野についての技術や知識を持つ「スペシャリスト」と、広い分野に関する知識や技術を持つ「ジェネラリスト」、管理や教育を行う「マネジメント」の3つに大きく分けられ、どこを目指すかを考えることがまず必要となる。
そして、その目標を実現するための方法には、「目標についての情報収集」「看護知識や専門知識を深めるためにセミナーへの参加」「e-ラーニングなどを利用しての自己学習」「役立ちそうな資格の取得」などがある。
資格については、目指す目標に合わせて役立つものを取得することが近道となる。
スペシャリストやジェネラリストを目指す場合におすすめなのは、「専門看護師」の資格となる。
専門分野についての知識と技術の向上を目的とした資格で、13の専門分野に特化した深い知識と技術を持つ証となる。
また「認定看護師」も、21の特定分野についての豊富な技術と知識を持つ証となる資格である。
その他にも「ケアマネージャー」や「臨床心理士」「助産師」などさまざまな資格があり、どう働きたいかによって役立つ資格の情報を集めることが大切だ。
「マネジメント」を目指す場合には、管理者になるための「認定看護管理者」という資格が良い。
マネジメント職になることによって、役職手当がついたり夜勤が減るなどメリットもあり、看護師として長く働きたいと考えている人にとって、最終目標として目指すのにおすすめだと言える。